導入予定施設の熱需要量の把握と導入すべきボイラーの規模

熱利用を具体的に構想するためには、導入予定施設(熱需要先)を特定することが必要です。
熱需要施設を特定するとともに、ボイラー設置場所(建屋)、燃料サイロの位置、運搬車の搬入場所等を想定します。導入予定用地にそれらをどのように配置するかを大まかに描いて見ると、導入予定施設のイメージが具体化されてきます。

なお、導入予定施設については、周辺部において騒音、排ガス、臭気、燃料搬入車の走行等で注意すべきことが無いかを確認します。

また、熱需要施設の熱需要実態から設置すべきボイラー規模を想定します。

ただし、このことについては、本来的には熱負荷分析を行うことが必要で、熱需要の実態を詳細に把握しなければなりません。
それを行うためには、専門的な知識が求められます。

従って、事業構想の段階では、大まかに既存施設について当該化石ボイラーを代替する場合は、その規模から類推するとともに、新設になる場合は、類似施設のデータを把握し、それを援用します。

なお、詳細な熱負荷分析は、基本設計の段階で行います。

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