燃料材製造
燃料材製造の内容一覧
事業成果
①林地残材等のトレファクション燃料化による高効率利用技術の確立(2014)(C)
②林地残材等のトレファクション燃料化による高効率利用技術の確立(2015)(C)
③林地残材等のトレファクション燃料化による高効率利用技術の確立(2016)(B)
耐水性に優れるトレファクション(半炭化)燃料の製造実証を行い、その経済的優位性を検証することを目的とし、3ヵ年の技術開発を行った。この結果、実証プラントが作られ、トレファクション燃料による家庭用ストーブ、農業用温風機での燃焼データを取得し、トレファクション燃料が既存の燃料に比較して起動、停止に要する時間が少ないことが明らかとなった。
このため複数の需要者の共同によって簡易なトレファクション製造施設を整備できれば、燃料の保管場所の選択が拡大し、燃料保管の低コスト化、燃焼効率の向上につながる技術である。
林地残材等のトレファクション燃料化による高効率利用技術の確立
④未利用森林資源のバイオコークス化・炭化による有効利用技術の構築(2014)(C)
木質バイオマス燃料の高品質化(コークス化、炭化)を図ることによって燃料利用の汎用化を図ることを目的とした事業である。小規模バイオマス燃焼機器の場合、燃料に対する品質要求度が高いことから、既存バイオマス燃料との混焼などによって安定した運用を期待できる。
未利用森林資源のバイオコークス化・炭化による有効利用技術の構築
⑤熱分解処理による森林資源の高エネルギー加工・検査及びシステムの事業化の検証事業(2014)(D)
木質バイオマス燃料を熱分解処理することにより高熱量の燃料に変換する技術検証であり、燃焼効率、収集運搬効率の向上による熱利用の事業性を検討するものである。
熱分解処理による森林資源の高エネルギー加工・検査及びシステムの事業化の検証事業
⑥国内の竹改質による発電用燃料開発事業(2015)(C)
⑦竹類改質による燃料化開発事業(2016)(B)
竹資源のバイオマス活用を目指し、クリンカの原因となるカリウムや施設腐食の原因となる塩素を抜き取る技術を開発した。また、抜き取ったカリウムなどのミネラル分を森林に還元することによって資源循環の確立が期待できる。
⑧小型木質ペレットガス化発電におけるスギ・ヒノキペレットの適用性向上に資する製造プロセスの開発・実証(2019)(B)
熱電併給小型ボイラーにおけるクリンカの発生を防止することを目的にペレット改質技術を検証することにより、クリンカ防止に有効な添加剤による改質製造技術を開発し、特許技術の「クリンカ対策技術」を実現した。